ステップメールのお勉強│Step1

メルマガやステップメールは自動で配信される

知らないと、面白い発想をするものです。

10年ちょっと前くらいでしょうか、私はステップメールを知らなかったのです。

なので、メールマガジンに対して抱いていたイメージは、「毎日、毎日、決まった時刻にメールを送るのは大変だなぁー、何か自動で配信する仕組みがあったらいいのに」

なんて思っていたのです。

メルマガを送るために、毎日、人が張り付いて、メールを送る仕事をしていると考えていたのです。

まさか、昔の私のように思っている人は今どきいないですよね?

今思うと、まったく笑えない話ですが・・・

ともかく、メルマガやステップメールは、人が張り付いてメールを送っているのではなく、送るメールの内容だけは作っておかないといけませんが、送る日や、送る間隔などは簡単な設定をするだけで、自動配信されます。

配信者が主にすることは、配信されるメルマガの中身である「シナリオの作成」です。

メルマガとステップメールの違い

メルマガ

メルマガは、最新の情報を伝えるために使います。

例えば、季節にあわせて異なる旬の情報や、特定のセミナー、イベントの案内などをメルマガに登録しているユーザーに対して、同じタイミングで一括で配信します。

よって、メルマガの場合は、配信済みの過去のメールは送りません。

メルマガに登録したユーザーに配信されるのは、登録した時点からのメールだけです。

ステップメール

ステップメールの最大の特色で、かつメルマガとの大きな違いである点は、ユーザーがメルマガ登録する日が異なっても、全員に1通目のメールから配信されるということです。

わかりやすい言い方をすれば、ステップメールは〇月〇日に1通目を送るというような設定はしません。

「1通目はメルマガ登録してすぐ送る、2通目はメルマガ登録した2日後に送る」という設定のやりかたをします。

なので、8/1にメルマガ登録した太郎さんが読んだ1通目のメールと同じものを、8/20にメルマガ登録した花子さんが8/20に読んでいるということです。

読み手は、そういうことは意識しませんので、メールに書かれていることが、今起こっていることだと受け取って読んでしまいます。

 

 

よって、メルマガには季節のご挨拶を入れたりしますが、ステップメールには、季節や期日に関わる文章は入れません。

図を見てわかるように、太郎さんはお盆前にメール読み始めました。

花子さんはお盆が過ぎてメールを読み始めています。

もしも、ステップメールに「みなさん、お盆のご予定はもうお決まりですか?」なんて書いてあった場合、受け取った花子さんはどうでしょうか?

ありえないメールになってしまいますね。

ステップメールは、最新の情報や流動的な情報の発信には使いません。

例えば、メルマガが1通目でお中元商品のご案内して、2通目ではイベント開催の告知をするといったような使われ方をするのに対して、ステップメールは、内容が統一されたテーマに基づいて固定的なメールを配信します。

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ステップメールの役割と配信のやり方のポイント

ユーザーとの信頼関係を作る

単なるユーザーへの連絡事項を一括で配信するメルマガと違って、アフィリエイトでステップメールを利用する場合は、段階を踏んで気持ちを伝えるラブレターのようなものです。

恋愛と同じで知らない人から、いきなり「好きです」、「付き合って下さい!」と言われても、相手は困ります。

いきなり、ダイレクトに気持ちを伝えられるとユーザーは尻込みしたり、逃げてしまったりしますから、ユーザーがメルマガに登録した直後にセールスするとか、アフィリエイトリンクを貼るとかはありえません。

ステップメールの名の通り、ステップ(段階)を踏んで、ユーザーとの距離感を縮め、親密度を高めていくことで、目的が商品の紹介であるならば、それは最後、あるいは最後から一つ前の配信で行うことになります。

メルマガもステップメールも、ユーザーの顔を見て話しをすることができないのは同じです。

メールだけで、ユーザーとの距離感をどうやって縮めるか?どうやって親密度を高めていくか?ということは、メルマガやステップメールを使う上での一番大切なポイントになります。

配信のポイント

ターゲットに合わせたシナリオで段階的に配信

ステップメールというと、高額なアフィリエイト教材をはじめとしたコンテンツ販売でプロダクトローンチをする場合に決まって使われますから、ご存知の方は配信イメージが浮かぶかも知れませんが、確かに高額商品を販売する場合には当然のごとくステップメールが使われます。

しかし、高額商品のローンチだけではなく、一定のテーマに沿った内容を段階的に配信していくことで、ユーザーとの距離を縮め、親近感・信頼感を得るツールとして、ステップメールは非常に有効な手段なのです。

例えば今日のこのステップメールに関する投稿記事でも、ステップメールに載せて連載形式で配信ができます。

例えば

  • 1通目・・・第1話:ステップメールとは何か、メルマガの違いは何かを伝える。
  • 2通目・・・第2話:ステップメールの役割や配信方法について伝える。
  • 3通目・・・第3話:メールの開封率を向上させる方法や、メールの書き方などを伝える。
  • 4通目・・・第4話:メール配信スタンドを選ぶポイントを伝える。
  • 5通目・・・第5話:自分が使っているメルマガの配信スタンドを紹介し、他のスタンドと比較してどこにメリットがあるのかを伝える。また、メルマガをすることが報酬アップに繋がる有効な手段であることを最後に伝え、登録リンクへ誘導する。

あくまで例なので、この内容が良いかどうかは別として、アフィリエイト商品の販売を目的とせずに、テーマを絞って、時系列的な流れの連載ものとして読者に配信することも良い方法です。決して、「販売臭」を出さないことです。

また、難しい話の中にも、あなた独自の"エピソード"を入れたり、"経験談"を盛り込んだり、あるいは無料のプレゼントリンクを送ったりして魅力的なメール配信をすることが大切です。

ステップメールは、ターゲットに合わせたシナリオを作ること、これが重要です。

普通のメルマガは、メルマガ会員であれば、お嬢さんにも、おばちゃんにも、たとえ、おっさんであろうともユーザーの属性に関係なくイベント開催の通知は送りますね?

メルマガとステップメールの違いがわかっていただけたでしょうか?

登録時の自動返信メールは重要

  • 登録して良かったと感じてもらう工夫 ~ 通常は登録と引き換えに、無料プレゼント等を設定していると思うので、その提供を行う返信メールとする。
  • 1通目のメール(通常は登録後の自動返信メール)に自己紹介を必ず入れる。
  • 今後配信を予定している内容の紹介等を入れる。もちろん、登録ユーザーは、何か期待していることがあるはずなので、ユーザーの興味・関心を高める内容が良い。
  • メルマガ主催者(あなた)の専門性や信用性をアピールする。※アフィリエイターであれば、●●万円以上のアフィリエイト収入を得続けていますと伝えて、証拠画像を見せている人がいますが、ああいったことです。第三者の客観的な評価資料やデータがあれば、信用性はなお高まります。

配信のタイミング

ステップメールは、「 ユーザーが求める情報」を、関心の高いタイミングで配信するのが効果的です。

例えば、商品の購入後や何らかのアクションを起こしたタイミングを起点にシナリオを変えたり、「裏メルマガ」というような位置づけで、商品購入者だけの特典的なメルマガとして希少性を持たせ、新たな登録を促すことでユーザーの囲い込みに使ったりもします。

 

メルマガ・ステップメールを配信する時の法的な表記時事項

メルマガやステップメールを配信する場合「特定電子メール法」という法律の適用を受けます。

これは、営利を目的とする企業や個人が広告または宣伝を目的に電子メールを送信する際の法律になります。

言いかえれば、商品を購入した人、ブログ等のサイトで資料ダウンロードなどを通じて得たリスト(氏名やメールアドレスなど)に対して、メール配信による営業や宣伝、広告等のメールを送るには法的なルールがあるということです。

ちなみに、このルールを守っていない場合、消費者庁や総務省から「措置命令」が出され、なおかつ措置命令が出された企業等の情報も総務省のウェブサイト上に公開されます。

また、措置命令を無視した場合は、刑事罰として1年以下の懲役または百万円以下の罰金(法人の場合は三千万円以下の罰金)となります。

メールアドレスを手に入れただけでは、メルマガ配信はできない

メルマガ・ステップメールの配信をするには、配信する相手に「同意」を得ている必要があります。

メールアドレスを入手しているからといって、勝手に送っていいものではありません。

「同意を得ているという確認がとれている」ということを明確にするためには

  • 「●●のメルマガ配信を希望する」などのチェックボックスを設けて✔を入れてもらう。
  • プライバシーポリシーなどを明示して同意に✔を入れてもらう。

こういう二つのやり方があります。

問い合せフォームでも、同様のは配慮をしておけば、安全です。

配信するメルマガ・ステップメールに必ず記載すること

メールの配信に同意を得たからといっても安心はできません。

配信するメールには、次の項目を必ず記載しておかなければなりません。

  • メルマガ送信者(運営者又は責任者という表記でも良い)の氏名
  • 配信停止のURLや停止依頼のための連絡先
  • 問い合わせ先 ※メールアドレスで良い

ただ、経験からいうと、これらに加えて

  • メールアドレスの変更URL

を加えておくとユーザ―に親切です。

メールアドレスが変わるということはありますので、変更が簡単にできるようにしておくと、ユーザーを逃がさないようにできます。

たいていのメルマガは、配信停止(解除)のURLしか記載をしておらず、もう少しユーザーへ配慮があればと思います。

メルマガ、ステップメールの実サンプルを掲載しておきます。

サンプル

 

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