アフィリエイトを中心とした副業の現状

アフィリエイトをやろうと思ったきっかけ

多くの人が、アフィリエイトをやろうと思ったきっかけは、やっぱり「お金が欲しいから」。

 

あるアフィリエイターさんの話ですが、「稼ぐ系」のアフィリは、ただバナーを貼っていても売れないという。

その理由は、稼ぐ系のサイトやブログに訪れるユーザーは、「お金を持っていないから」だそうです。

なので、よほどのことがない限り、1万円ほどのノウハウや有料テーマにしても買わない。

なんとか、無料で稼ごうとして、インターネットをあちこちうろうろしているだけで、まず、お金を使うことはないそうです。

失礼かもしれませんが、稼げていないユーザーの多くが、こういう思考、行動の人達になります。

 

物販アフィリと違って「稼ぐ系」で稼ごうとするなら、まず、経験とノウハウを積み上げて、自分のコンテンツを持ち、ユーザーとの信頼関係を築くようなマーケティングをしなければ、大きく稼ぐことは難しいということです。

ここでいう”経験”と”ノウハウ”は、何十万や数百万も稼げるようになった実績のことではありません。

実績で言えば月数万円でいいのです。

アフィリで稼いでいる人の売上は、概ね5つの段階に分かれます。

  1. まったく稼げていない人
  2. 月数万のお小遣い程度が稼げている人
  3. 10~30万程度で、アフィリだけでも生計が成り立つかも知れない段階に入っている人
  4. 50~100万程度で、アフィリだけでちゃんと生計が成り立ち、金額によってはプチハイクラスになる人。
    ※アフィリが専業であれば、この金額でも会社勤めで言うところの手取りは60%弱なので、そんなにお金持ちではないのです。
  5. 100万以上で、多くの方が望む”お金を気にしない生活”が送れる人。
    ※このクラスになると、報酬は青天井です。月の売上が数百万の人もいれば、数千万の人もいます。

 

自分にはノウハウや実績がないからと思う人も多いのですが、アフィリをしている人達の多くはがほとんどです。

なので、月数万をコンスタントに稼げているの人であれば、「人に教えることができる」ノウハウを持っていると思っていいので、の人達に向けて情報発信をすることが大切です。

 

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2017年は「副業解禁元年」

2016 年 12 月に厚生労働省の「モデル就業規則」の副業・兼業禁止規定の見直しが発表されました。

政府が副業について「原則禁止」から「原則容認」に転換したことから、2017 年は「副業解禁元年」と言われています。

PC やスマートフォンがあれば時間や場所を選ばず、費用もかけずに始められるアフィリエイトは副業としても人気が高く、2000年にサービス開始したA8.netも、会員登録数は緩やかな伸びであったものが、2017年には毎月平均 12,000 人で増加するなど、伸び率が拡大しています。

時代が移り変わり、多様な働き方や副業解禁に注目が集まり、これからもアフィリエイトを新たに始める人が増えることが十分予想され、「稼ぐ系」のビジネスももっと伸びてきます。

こうした現状の中、インターネット広告事業を展開する株式会社ファンコミュニケーションズが運営する国内最大級のアフィリエイトサービス「A8.net(エーハチネット)」のメディア会員(アフィリエイト参加者のこと)1,013 名を対象に、副業に関する実態調査を実施した結果を少しご紹介します。

アフィリエイト専業が増加

2014年に実施した調査と比較して、アフィリエイト専業者率は6%から19%に増加し、アフィリエイトでの平均月収が30万円以上と回答した人が 2014 年の 3%から今回は 5%に増えるなど、 3 年前より稼げる層が厚くなっているということです。

こういう方達が、アフィリエイトを兼業から専業にシフトし、結果、アフィリエイト専業の割合も増えているようです。

女性も、職業として「主婦」と回答する方が減り、「会社員」が29%から 36%、「自営業」が 9%から 14%、「その他職業」が 14%から 18%と、会社員やフリーランスなど仕事を持つ人が増えています。

チャレンジしてみたい副業はアフィリエイトが一位

※資料の出典:第 1 回 アフィリエイト参加者に聞く副業実態調査

アフィリエイト以外でやっている副業では「フリマサービス」を押さえて「投資・運用」が 4 位になっていますが、これはあくまで副業収入があってのことのようです。

基本的にアフィリエイトを始めた理由に「リスクがない」、「元手が不要」を挙げる人が多く、投資・運用はアフィリエイトで余裕資金が作れたらやってみたいという気持ちのようです。

副業をいつしているか?

副業会社員の主な作業時間帯で最も多いのは「夜・帰宅後」で 88%。次いで「昼休み」が25%、「朝・出社前」19%という結果です。
「朝活」よりも「ランチ副業」をしている人が多いことがわかります。
毎日副業する会社員では順序はそのままに夜の比率が少し下がり朝と昼が大きく伸びる。1 回当たりの作業時間と副業収入も副業会社員全体より多く、毎日副業する会社員はしっかり作業し、しっかり稼ぐ人が多いようです。お昼休みに、ひとりぼっちで食事しながらPCやスマホをつついている人は、副業をせっせとやっている人が多いようです。

 

アフィリエイトを始めたきっかけ

アンケートの自由回答欄で、「アフィリエイトを始めたきっかけ」に対する回答は、こんなものがあります。

  • 文章力やものを広める力を付けたいと思ったから(~19 歳学生男性/静岡県)
  • 未来への投資をするため。資産づくり(20~24 歳専業男性/長崎県)
  • ワーカーでは将来が期待出来ない。収入を得られる仕組みづくりがしたかった(25~29 歳会社員男性/東京都)
  • Web 完結、在庫なしの副業がしたかったから(30~34 歳自営業女性/沖縄県)
  • 平日の隙間時間を活用できて「仕事感」なくマイペースでできるものを探した(35~39 歳会社員男性/奈良県)
  • 転勤族の妻で特技を活かした仕事が難しく、脚の問題で通勤もきつくなったので(40~44 歳主婦女性/大阪府)
  • 将来の定年にも備え、自己の力で稼げる手段を見つけたい(45~49 歳会社員男性/神奈川県)
  • 貯金もしたいし、自宅でできる定年のない仕事をしたいと考えたから(50~54 歳会社員女性/東京都)
  • 子育てと介護とパートを一緒にやっていくため(55~59 歳専業女性/岩手県)
  • 定年後の年金以外の副収入(60 歳~専業男性/香川県)

アフィリエイトの良いところ

同じく、アンケートの自由回答欄で、「アフィリエイトの良いところ」に対する主な回答は、こんな感じです。

  • デザインを考えるのが楽しい。ブログを見る人が増えるのが嬉しい(~19 歳専業女性/千葉県)
  • 時間を売るのではなく、自分が作ったシステムで稼ぐことが出来ること(20~24 歳学生男性/東京都)
  • 挑戦が楽しい。最新の知識を勉強するきっかけは他の副業では得られない(25~29 歳会社員男性/富山県)
  • 価値が続く情報をストックしていくことで、ネット上に自動販売機を設置できる(30~34 歳自営業男性/宮城県)
  • 学歴や経験、職種、性別、時間がないなど関係なくどんな人にもチャンスがある(35~39 歳主婦女性/東京都)
  • 拘束時間がないところと、作業時間に対する対価が数倍数十倍になるところ(40~44 歳会社員男性/栃木県)
  • ブログネタを探すためコミュニケーションを多く取る機会や外出が増え充実した(45~49 歳その他女性/兵庫県)
  • 低資本で、何度でも取り組める(50~54 歳会社員男性/新潟県)
  • パソコンに詳しくなり世の中の流行もわかる。文章を書くのが苦にならなくなる(55~59 歳自営業女性/秋田県)
  • 副収入であるがゆえに自由になる資金であり人生を豊かにできる(60 歳~専業男性/高知県)

一番満足しているASP

次に、特定非営利活動法人(NPO 法人)アフィリエイトマーケティング協会が行った、「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査 2018」をご紹介します。(※有効回答数2450、ASP10社協力)

 

 

アフィリエイターが、一番満足している ASP として一番多くの人数に選ばれたのは、今年も引き続き「A8.net」。

全回答数 2,450 件のうち、40.2%(984 件)が「A8.net」、次いで「afb」が 26.3%(645 件)で続いています。

ただ、現在、実際に利用しているASP満足度では、「afb」が約32.0%の利用率で他社を引き離し、それに続くのが「Felmat」の順です。

アフィリエイターが選ぶ「満足度1位のASP」
回答者数No.1は「A8.net」昨年同様、全回答者のうち 40%超が支持、次いで、2位以降は「afb」が続く。
現在利用中の満足度で「とても満足」の割合が1番高いASPは「afb」、2位以降は「Felmat」が続く。「A8.net」の主な満足理由としては、

  • 広告数が多い
  • 稼ぎやすい広告や、自分にとって稼げる広告が多い

「afb」の主な満足理由としては、専属担当の対応の速さ、丁寧さが評価されている。

アフィリエイトを始めてからの経過年数

 

アフィリエイトをはじめて1年未満の人が全回答者 2,450 名のうち 37.4%と突出しており、副業が容認される時代の中で、こういった傾向は当分続くのではないかと思います。

アフィリエイトでの1ヶ月の収入

一番関心の高い、アフィリエイトでの収入ですが、2018年は、収入がない~1万円未満が52.8%。

生活環境にもよりますが、アフィリエイトだけで生計が成り立つであろうという人達が23.5%。

 

※出典:アフィリエイトマーケティング協会

アフィリエイトサイト運営にかける時間

全回答者 2,450 名のうち、アフィリエイトサイトの運営にかけている時間は「3時間以上」の人が 29.6%と一番多い。

これは、アフィリエイトを始めてどのくらいの経験年数があるか、どんなアフィリエイトスタイル(手法)なのか、あるいは、同じアフィリエイトスタイルでも自動化しているかどうかによって、かかる時間は異なってくるので、何時間したほうがいいという結果ではなく、単なる事実ととらえたほうがいいでしょう。

 

※出典:アフィリエイトマーケティング協会

アフィリエイトサイト作成に使っている基本ツール

アフィリエイトサイトの作成に利用している基本ツールは、「WordPress」が最も多いのですが、「無料ブログサービス」を使っている方も多いのには驚きでした。

ただ、サテライトサイトとして使っている場合もあり、Amebaブログも制限付きながら、アフィリエイトが解禁になりましたので、そういう意味では有効な手段とも言えます。

実は、私もAmebaブログをサテライトとして使っています。

 

※出典:アフィリエイトマーケティング協会

アフィリエイトサイトへの集客手法

アフィリエイトサイトへの集客手法は「SEO 施策」が最も多くなっています。

次に多いのが「Twitter」への投稿、Facebookページの活用も広がってきているようです。また、サイトを公開したら、さしあったてブログランキングには登録しておくという人もまだまだ多いようです。

しかし、私自身が集客の最適手段だと思うメルマガの発行が少なかったのは意外でした。

メルマガを使わないのは、もったいないなって思います。

「稼いでいる人の集客手段」っていうようなアンケート結果でもあれば、なお興味深いのに...

と思うところです。

※出典:アフィリエイトマーケティング協会

アフィリエイトは

アフィリエイトとは違うのですが、2019年2月13日に報道され、記憶にも新しいと思います。

「在宅スマホ副業で20万円稼げます」などと宣伝し、反応した消費者に対して「SNSに多くの投稿ができて、フォロワーがたくさんつくので、簡単にもうかるマニュアルが売れて稼げる」として、インスタグラムに自動投稿するシステムに20万で契約するよう働き掛ける宣伝が問題になりニュースで取り上げられていました。

実際には、このシステムを使ってもマニュアルが売れるということはなかったそうで、稼げるというのは真っ赤なウソ。

消費者庁をはじめ、各方面がこの業者との契約をしないよう注意を呼びかけています。

インターネットビジネスの業界では、こういうことがよくあるので、結果的に業界そのもが怪しげに思われてしまいます。

アフィリエイトはじめとして、真面目にビジネスとして取り組んでいる人達には、迷惑この上ないことです。

”無料”と”簡単”、あるいは”確実”という言葉に人は弱い

今のようなデジタル時代になって、「スマホ 副業」で検索すれば、簡単に稼げるとか、絶対に稼げるとかという情報が山ほど表示されます。

でも、普通に考えればわかることで

  • あなた自身がそうであるように、人は簡単にはお金を使ってくれはしません。
  • 努力をせずに稼げる仕事なんて、この世にはありません。

”無料”と”簡単”、あるいは”確実”といったような広告は、どこかであなたに必ずお金を出させようとします。

アフィリエイトでたくさん稼げるようになって自由な時間を過ごせている人達が、最初からそうだったかというと、そんなことはないのです。

まったく報酬を得られない日々を過ごす中、それでも試行錯誤でいろんな努力を積み重ねて稼げるようになり、今に至ったアフィリエイターもたくさんいます。

なので、稼ぎたいという気持ちは大切ですが、甘い言葉に惑わされないことです。

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アフィリエイトは広告代行業というビジネス

アフィリエイトは、商品やサービスを提供しているメーカーと提携を結んで、自分が運営するサイトやブログからメーカーが提供するLP等の公式ページへお客様を集めて間接的に商品を販売するのが仕事になります。

一般的にアフィリエイターの役割は、「商品やサービス紹介」と言われますが、言いかえればメーカーの代わりに広告を担っている「広告代行業」とも言えます。

ビジネスを始めようとすれば、必ず元手が必要になります。

株式会社で言えば”資本金”です。

元手がなくて始められるビジネスなどないと言っても過言ではありません。

お店を始めようとすれば、貸店舗の敷金・家賃や改装費、商品の仕入資金、広告費や通信費など、安くても数百万はかかります。

アフィリエイトのいいところは、そういった元手をほとんどかけることなく始めることができるということです。

それも得ることのできる報酬の上限はなく、自分次第で”青天井”だということです。

パソコンさえあれば…

  • サーバーのレンタル代 年間15,000円前後
  • ドメイン維持費 年間1,500円程度

基本的にはこれだけです。

これに加え、初めにWordPressの有償テーマやひとつ、二つの教材を購入したとしても年間10万円もかかりません。

先ほどの、お店を始めるために必要な資金と比較すれば、かぎりなくゼロに近いと言えるでしょう。

このように費用面では会社員や主婦がお小遣い程度の金額で始められるビジネスなのですが、やってみてわかることは、売上をあげることは容易ではありません。

中には、バナーをペタペタ貼ればすぐ稼げるものだというような感覚で始めたかたもいらっしゃいます。

アフィリエイトは確かに「副業」でやることことができますが、副業であろうが本業であろうが、ビジネスとしての難しさや厳しさは同じです。

副業だから簡単というものでもないのです。

副業、本業という自分の位置づけにかかわらず、真剣に取り組まなければ花開くことはありません。

また、お小遣い程度であっても、自分への投資ができない人は、ビジネスで成功できません。

会社勤めの場合は、会社があなたに投資をしてくれるので、投資にお金がかかるという感覚を持てないかも知れませんが、会社が社員を育てるための人材育成に関する投資は、とてもお金のかかることです。

それを個人に置き換えれば、自分のお金で自分に投資しなくてはなりません。

アフィリエイトだから投資ゼロでできると思うのは間違いです。

だって、アフィリエイトに限らず、「稼ぐことはビジネス」なのですから、有償、無償にかかわらず投資をしないビジネスに発展はありませんし、自分のスキルアップも望めません。

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