投稿済みの記事はできるだけ削除せず修正する
ブログの投稿済み記事で、その時は一生懸命に書いて投稿したつもりでも、時間が経って読み返してみると気に入らなくて、「あの記事、削除したほうがいいかな?」って思うことが時々あります。
気に入らない記事や、いらないと思った記事でも、それらを安易に削除すると、SEO的に不利になってしまうことがあるので、気をつけなければいけませんし、削除するならするで、正しい方法で削除することが必要です。
しかしながら、基本は「修正する」ということを覚えておいて下さい。
削除した場合に、なぜSEO的に不利になるかというと、一度検索エンジンに登録されている記事ですから、検索エンジンから見れば、あるはずの記事が突然アクセスできなくなって「ないじゃないか!?」ということになります。
そうすると、「なんだ? このサイトは?」、「信頼できないな!」、「評価を下げてやれ!」
もしも、検索エンジンが人であれば、こんなふうに判断してしまいます。
ユーザーにとってマイナスなサイトだと判断される場合があります。
もちろん、検索エンジンは人ではありませんが、アルゴリズムとしては、およそ、こういう動きをするととらえたほうがいいでしょう。
なので、安易に削除などせずに、修正することのほうがSEO的にはいいと思って下さい。
投稿済みの記事を修正することは、SEO的にも有利
過去の投稿記事を繰り返し加筆修正することでアクセスアップにつながる
記事はその時に良かれと思って投稿しても、あとから読み返すと、読みにくい部分があったり、意図したことが伝わり難いのではないかと思う部分も出てきます。
また、アクセスが少ない記事は、キーワード選定をやり直してみることも必要です。
GoogleAnalyticsで「滞在時間」と「直帰率」を改善するためには、キーワードで記事にたどり着いたユーザーが求める記事内容になっているかどうかを考え、記事の加筆修正を行うことも大切なことです。
記事の内容にもよりますので、一概に滞在時間が短い、あるいは直帰率が高いからと言って記事が良くないとは言えませんが、滞在時間が短ければ、キーワード検索でやっと探しあてたあなたのブログ記事を、いざ読んでみると、目的のものではなかったのかも知れませんし、目的のものではなかったから、他の記事を読む気持ちにはならずに、直帰率も高くなっているということが想定の一つとして考えられます。
過去の投稿記事に対しては、適切に加筆修正を行っていくことで、記事も磨かれていきますし、磨かれていくということは、ユーザーにも読みやすい文章になり、それは検索エンジンにも理解しやすい文章であるとも言えます。
過去の投稿記事を修正することで記事の鮮度が保たれる
普段はあまり気にしないと思いますが、インターネットで検索したりして、表示された検索結果をみると日付が表示されているもの多くあります。
極端なお話ですが、「神戸に来たら一度は訪れたいグルメなお店」とか、「絶対に満足する源泉かけ流しのお宿10選」などといったブログで、日付が5年前や10年も前だったらどうでしょうか?
実際に店やお宿がなくなる場合もありますから、ちょっと不安でサイトの信頼度が下がります。
もちろん、検索する情報が時間の経過に左右されない固定的な内容であれば関係はありませんが、私だったら新しい日付のほうを先に閲覧します。
ただし、この検索結果に表示される日付は、Googleのアルゴリズムによって制御されて表示するので、最終更新日が表示される場合もあれば、公開日が表示される時もあります。
私たちには操作できません。
しかし、Googleに決められているからと言っても、記事をリライトしなければ、当然、日付が変わることなどありませんので、やっても仕方ないと考えずに、過去記事も必要に応じてメンテナンスをしていくことが必要なのです。
投稿記事を修正する場合の大切なポイント
すでに相応のアクセスがあり、人気の記事になっている場合は、ユーザーがその記事を見つけることにつながっているキーワードを絶対に削らないようにして下さい。
また、まったく、あるいはほとんどアクセスのない記事は、キーワード含め、まず、タイトルとスニペット(説明文)を徹底的に検討しなおします。
そのうえで、タイトルやスニペットと、記事の内容に乖離がないよう記事構成を見直します。
もちろん、先に記事内容を見直してから、タイトルと説明文をあとで検討するという逆もありです。
なぜ、タイトルとスニペット(説明文)かというと、ユーザーが検索結果に対して、何を根拠にクリックしているかということに関するこのようなデータがあります。
クリックの判断の根拠 | 回答者数 | 比率(%) |
タイトルで判断 | 568人 | 56.74% |
詳細文で判断 | 336人 | 33.57% |
一番上の表示をクリック | 97人 | 9.69% |
出典:わかること!
記事をやむを得ず削除した時に行うこと
どうしても記事を削除したい場合や、誤って削除してゴミ箱にもないために元に戻せない場合などは、必ず次のことをしておかなければいけません。
そうです、Googleさんに記事情報を削除していただくのです。
方法は、「Google Search Console」で、上記の「古いコンテンツの削除」ページへアクセスし、削除した記事のURLを入力して、削除をリクエストします。(※URLの削除ツールとは違いますので、間違えないようにして下さい。)
もちろん、Google Search Consoleへ事前に登録を済ませておかなければいけないのは、言うまでもありません。
ただ、Googleは常に Googlebotでサイトを巡回して、削除された等により存在しなくなったページは検索結果から削除していますので、基本的には申請しなくてもいいのですが、Googlebotの巡回を待たずに、速やかに削除しておきたい場合は、 古いコンテンツの削除ツール から申請します。