アフィリエイトリンクは文字とバナーのどちらが売れる?

人は目立つものへの警戒心を持っている

多くのかたはご存知だと思いますが、アフィリエイトで商品がたくさん売れるのは、一般的にテキスト広告であるということが定説になっています。

よく売れるということは、当然、クリック率が高いのはテキストリンクということになります。

では、なぜ、そうなのか?を、わかりやすくひも解いてみたいと思います。

テキストリンクは一つの情報

テキストリンクは、その名のとおり、テキストだけのリンクです。

わかりきったことですが、テキストリンクは「テキストしかない」というのが重要なポイントになります。

テキストリンクは、人に対して文字情報としてインプットされるという特徴があります。

いわゆる、「情報の一部」なのです。

テキストに色を付けたり、枠で囲ったりして装飾することはあるでしょうけれど、テキストリンクの本来の目的はユーザーに「情報を提供する」ことにあります。

かたや、バナーは写真やイラストに文字を組み合わせたものになり、確かに文字も入っているのですが、ユーザーにとっては文字情報というより、デザイン的な視覚情報として目には入ってくると言ったほうがいいかも知れません。

例えが極端になりますが、日本語が読めない外国のかたが、日本語の入ったTシャツやトレーナーを着ているのと同じで、デザインの一部としてとらえてしまうということです。

もちろん、バナーを見るほとんどのかたは日本語が読める人なのでしょうから、そこまではないにしても、バナーは読ませるというより「目立たせる」という役割のほうが強いと考えたほうが良いでしょう。

いわゆる、目立たせて、他の手段よりも意図するページへ誘導するという目的があります。

その違いは明らかで、同じ文字が入っていても、何が書いてあったのかという記憶は、バナーリンクに比べて、テキストリンクのほうが、よりユーザーに強く記憶として残ります。

ユーザーは”誘導”されることを嫌う

テキストリンクもバナーリンクも、目的は違うにせよ、意図するところは販売ページ(LP)への誘導です。

そういう意図した行動(販売ページへの誘導)を訪れたユーザーに起こしてもらうために、バナーを貼って目立たせようとするのは当然なのですが、インターネットで買い物をすることがあたりまえにもなった今の世の中では、「目立つもの=誘導の意図がある」というふうにとらえて、目立つものへの警戒心によりクリック(タップ)されにくくなります。

ただ、Amazonや楽天に直接訪れるユーザーは最初から購入の意思があって訪れるユーザーも多いので、そういうユーザーに対しては目立たせることで、効果も大きくなります。

しかし、アフィリエイトサイトを訪れるユーザーは、基本的に商品を買うために訪れたのではありません。

自分が欲しい「情報」を求め、あちこちをうろうろした過程でたまたま訪れただけの、購入意思のないユーザーですから、そういうユーザーに目立つようなバナーを貼れば貼るほど、クリックされにくくなるのです。

きっと、これを読んでいただいてるあなたの行動も同じではないでしょうか?

ユーザーは、「買わされる」ことが嫌いなのです。

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ユーザーの気持ち

販売する側としては、さっさと買って欲しいのですが、ユーザーは簡単にはそういう気持ちになってくれません。

リアルな店舗でも、こちらが聞いてもいないのに、あれこれとまとわりついて商品をお薦めする店員にはウンザリしてしまいます。

仮に、店員の話を自分から積極的に聞くようなユーザーは、その時点ですでに買うつもりになっていることが多いのです。

自分で見つけて買ったという気持ちになりたい

人が購買行動を起こす時には、他人よりいいものを見つけた、なかなか見つけられないものを探しあてて手に入れた、そういった心理を持っています。

なので、あなたが”おすすめです!”とアピールしても、それを買わないことも多いのです。

買わないというより、”避ける”と言ったほうがいいかも知れません。

だって、あなたと同じものを、あなたの意思で買いたくないのですから。

逆に”おすすめです!”とアピールするより、”使って効果があった!”、”買って得した”などと、買う側のユーザー目線と同じ言葉で表現したほうが、「自分でいいものをを見つけた」という欲求を満たすことができます。

”おすすめです!”は、売る側の言葉。

”使って効果があった!”、”買って得した”は、買う側の言葉。

この違いが大きいのです。

なので、「口コミ」を一生懸命に調べるユーザーの気持ちがわかる気がします。

店員さんがどう言っているのかではなく、自分と同じ目線のお客がどう評価しているかを知りたいのです。

販売者は、売ることに一生懸命の「専門バカ」にならないようにしたいものです。

その一方で、ユーザーが情報発信者を強く信頼している場合は、おすすめした方が売れます。

メルマガによる見込み客を教育して信頼関係(あなたのファンにする)を築くという手法が、サイトアフィリより何倍も売れるというのはそういう理由があります。

自分で判断して買うから、買い物は楽しい

ネットを検索していると、”おすすめ!”という言葉がいかに氾濫しているかに気付くことがあります。

私自身も使ったりするので、気をつけなければいけないと思うのですが、無意識のうちに売りたいという「欲」がでてしまいます。

男性より女性が特にそうですが、買い物というのは自分が判断して買ってこそ満足感が得られるものです。

それを、おすすめで買ってしまったのでは、買い物による満足感が得られないのです。

買い物とは、物を買ったから満足するのではなく、自分の判断で買ったから満足するものだし、楽しいと思えるものなのです。

おすすめと言わずに、「これをつかったら、こんな風になった」、「こんなに変わった」などというような伝え方をするほうが、ユーザーの判断を遮ることがないのでいいと思います。

いずれにしても、アフィリエイトサイトで記事を書く場合は、

  • 誘導を感じさせない、目立たせない。
  • おすすめばかりで、ユーザーの判断を遮らない。
  • 「欲」を抑えて、売込みを感じさせない。

この三つを心掛けた記事を書くことが大切かと思います。

さりげない、Google AdSense風のテキストリンク

GoogleのAdSense広告を見て、私が作ったものです。

記事が長くなってしまったときに、ユーザーが文字ばかりでは疲れてしまうかもしれない。

でも、バナーはあまり貼りたくない。

いかにもクリックして買って下さいのバナーは嫌だなと思い、作ってみました。

記事の長さをみながら、必要な時に読み手の気休め目的でh2の直前に入れて使っています。

こんなイメージで表示されます
    • 左端の縦ラインは、テキストの行数に応じて長さが変わります。
    • テキストを改行する場合は、SHIFTキーを押したまま改行して下さい。
    • 縦のラインカラーは、カラーコードを変えることで、お好きな色にできます。
    • テキストのカラーやフォントサイズ、画像の表示サイズはお好みで調整して下さい。
  • ↓イメージはこれをダウンロード
  •   

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