実は私は温泉マニア。
といってもこだわりがあって、「源泉マニア」といったほうがいいと思う。
「源泉かけ流し100%」の温泉にしか訪れない。

4年ほど前に、母を連れて行ったことのある温泉のお湯がいまだに忘れられない。
訪れたのは、愛媛県今治市にある鈍川温泉(にぶかわ)の「美賀登(みかど)」

渓谷に沿って建つ温泉宿で、たしか、川沿いに建っていて、地上2階で地下4階か5階だったと思うが、面白い構造だった。
建物自体は古く、こじんまりとした感じで、どこか昭和レトロ。部屋はリフォームされており綺麗で、美人な若女将のゆきとどいた工夫が館内に、あちこち見て伺える。

なんといっても、驚くのは、ここの源泉。泉質はph9以上の強アルカリに近いお湯で、蛇口からも、シャワーからも源泉。お湯は無色透明で、「とろりヌルヌル感」。あがったあとは「しっとり」という言葉がピッタリ。
身体を洗っても洗っても、ボディソープが流しきれていないのではないかと思うほどのヌルヌル感があるお湯です。
部屋はお風呂付を予約したが、そのお風呂も懐かしいタイル張りのザ・昭和。普通にお家のお風呂にお湯を入れるのと同じで、保温機能もついていなく、部屋風呂を使うのであれば、入るたびお湯を足して温度を整える必要はある。ただ、そこの蛇口からでてくるお湯も、先ほど言った源泉なので、これはたまらない。

温泉旅館前には、桜の木があり、季節の頃にいくと淡いピンクの花びらがお出迎えしてくれる。

昨今の洒落た高級露天風呂付のお部屋で贅沢極みの料理を期待していくのであればお薦めはできないが、閑静な渓流沿いの旅館で、鮎の塩焼きをつつきながらお酒をいただき、美人の若女将と言葉をかわす。
そして、絶品の源泉を堪能する。

本当に温泉を楽しむのが好きな人であれば、ここのお湯に一度は浸かっていただきたい。

ちなみには、母は夕方と朝の二度の入浴で、吹出物が一発で治った。
まさに、美人の湯とはこのお湯のことかもしれない。

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