よーしやってやるぞ!という意気込みの中で、成功した自分の姿を夢見て始めた。

名刺ができては喜び、会社専用の電話番号が決まっては喜び、事業をするうえで必要だったフリーダイヤルを契約しては、また喜ぶ。

何をやっても、どんな小さなことでも、目指す未来に着々と進んでいるような気がして心が踊った。

自分で税理士さんを探し、創業の手続きをお願いし、株式会社として届出が終わった後、会社の登記簿謄本(履歴事項全部証明書)を見て、感慨深いものがあった。

やればできる。

きっと、起業直後はみんなこんな気持ちなのかも知れない。

会社を作ったばかりで、収益もあがっているわけでもないのに、気持ちは充実。

「やっとスタートラインに立てた」という喜び。

しかし、1年後には、自分が「夢見るお坊ちゃま」だったという現実を突きつけられる。